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2017年10月 8日 (日)

第26週 ミヒャエル祭の大気

第26週 ミヒャエル祭の大気

自然よ あなたの 母なる存在を
わたしは おのが意志の中に 担おう。
燃え上がる わたしの 意志の勢いは
おのれの 精神の衝動を 鍛えあげ
自己の感情を 産む、わたしを
わたしの中で 支えるために。

イザラ書房 『魂のこよみ』(新訳)シュタイナー著/秦理絵子訳

【ミヒャエル祭】という名前は
日本ではあまり親しまれてはいないのかもしれませんね。
…私も最近学びました。
秋の収穫・感謝祭のことです。
このお祭りに欠かせないのが3つの「」です。
そのとは、
★手袋(Glove)
★ガチョウ(Goose)
★生姜(Ginger)

手袋には、本来決闘を申し込むという意味がありますが、
左手の場合、市場に店を開く許可の印として成り立っています。
この時期は遠方から商人が多くやってきます。
祭りに繰り出る人の目を止まらせるような品物をいっぱい持参してくるからです。
普段はきちんとした出店許可証がないと露店を開く事ができませんが、
この祭りに限っては左手の手袋だけで済むのです。
ミヒャエル祭の月に入ると巨大な手袋やデコレーションを施した手袋が
街中にお目見えするそうです。

ガチョウは、この時期収穫しやすい鳥で、饗宴などの主食として登場します。
一度ローストしたガチョウに丁寧に羽を付け直して
あたかも生きているような感じに見立てた料理をするそうです。

生姜は料理の中に添えられる薬の一つとして登場します。
中世の頃、生姜は最も効く薬として重宝されていました。
生姜がこの祭りに組み込まれた理由は諸説ありますが、
偉大な天使に捧げる供物の1つとして成り立っていたのは間違いなかったようです。
饗宴の上では生姜を使った料理(ビール、クッキーなど)がよく出てくるのだそうです。

お祭りの名前の【ミヒャエル】とは【熾天使ミカエル】のこと。

ミカエルは豊穣の守護天使でもあり、
豊穣実るこの季節には彼の栄光を称えた祭りが各所で行われます。

天上から地に落とされて堕天使となった
ミカエルの双子の兄ルシファーは、
元はといえば天上でミカエルと共に
神に継ぐ高い地位の美しく光り輝く大天使でした。

そのことは、どんな善人の中にも、
またどんなに偉大な人物の中にも、
ルシファーが克服し得なかったような
傲慢・嫉妬・怒り】などの
負の感情が潜んでいるということを示しています。

だれしも、一人ひとりが、自分の中のこれらの感情と戦い、
ミカエルのようにそれに打ち勝たねばなりません。

ミヒャエル祭は、
自分の心の暗黒面と正面から向き合い、
ミカエルのような勇敢な心を持ってそれに打ち勝つ
という意味がこめられているのです。

今日は、ちょっとミヒャエル祭の気分を取り入れて
ジンジャーエールを飲みながら…

天にありては星、地にありては花、人にありては愛、

これ世に美しきものの最たらずやclover

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